簡単そうに見えて意外と難しいギターテクニックの一つが、ミュートです。

ミュート(mute)というのは英語で「音を無くす、無音」といった意味がありますが、実際にギターではどのような意味で使われるのでしょうか?

今回はギターで使われる2つのミュートの意味についてお伝えします。

1.ギターにおける2つのミュート

ギターではミュートというと2つの使い方があります。

1つ目は「ブリッジミュートというテクニック」の意味。

2つ目は「不要な弦を鳴らさない」という意味。

一つずつお話ししますね。

ブリッジミュート

ブリッジミュートというのは右手の手套をギターのブリッジ付近に載せながらピッキングすることです。

手套というのは小指のつけねあたりの、チョップするときにあたるやわらかい部分のことです。

普通は手が弦に触れないようにピッキングするかと思いますが、このようにわざと手をのせることで、伸びのない短く低い音を出すことができます。

よくロックやメタルなんかで「ズンズン」言わせているフレーズとかあると思いますが、あれがブリッジミュートの音です。

クリーントーンの時は「ベンベンッ」という音の方が近いかもしれませんが、ハイゲインなエフェクターやアンプを通すと重たい「ズンズン」という音が出せます。

このブリッジミュートはロックやメタルだとリフによく使われるテクニックですが、もちろんソロにも使うことができます。

むしろソロではテンポよくミュートを刻むことで、歯切れのいいフレーズを奏でることができます。

不要な音をならさないミュート

ブリッジミュート以上によく使われる、というか将来的にマスター必須なテクニックがこの「不要な音を鳴らさないミュート」です。

ギターというのは余計な音が出やすい楽器です。

ピアノであればミスタッチをしない限り、他の音が出ることはありません。

しかしギターというのはストロークで1弦から6弦全てを鳴らす楽器である以上、どうしても不要な音が出やすい楽器です。

もちろん狙って1~3弦のみを弾く、というテクニックもありますが、それだけでは不要な音を完全に消すことはできません。

そこで、左手を使っていらない音を消音してしまうのが、不要な弦を鳴らさないミュートになります。

例えばCメジャーコードを弾くとき6弦はいらない音なので、左手の親指や、5弦を押さえている薬指を少し6弦に触れさせて、6弦の音を出さないようにします。

このように左手の余った部分で不要な弦に軽く触れて音を出さないようにするのが、ミュートの基本的なテクニックになります。

2.ミュートの良い練習法

2種類のミュートがあることはお伝えしましたが、これらに共通して重要なことがあります。

それはちゃんとミュートができているのかどうかをしっかり耳で確認することです。

冒頭でも話しましたが、ミュートというのは簡単に思われがちですが、実際はマスターするのに時間がかかる意外と難しいテクニックです。

そう言われる理由の一つが、ミュートできるには指先の繊細なコントロールが必要になるからです。

簡単だと思って適当にミュートする、ノイズの混じった音が出てしまいます。

ノイズが混じると、クリーントーンで聞けば計な変な音が出ている、失敗している音だというのが聴いている側もわかってしまいます。

また、歪みをかけている状態であれば、ノイズも歪むことによって音の輪郭がぼやけます

そうならないためにもしっかりとミュートができているかを自分の耳で確認することで、余計なノイズを減らせます。

もちろん、ロックなんかではあえてその荒っぽさを出すこともあります。

気持ちはわかりますが、とはいえやりすぎも禁物です。

荒っぽさを出したいがために、結局どんな音を出したいのかわからなくなる、というのもギター初心者にありがちです。

まずはミュートがしっかりできる指の繊細さを訓練すると良いでしょう。

3.まとめ

今回は大人のギター初心者向けにミュートについてお話ししました。

ブリッジミュートと不要な音を出さないミュート、どちらもマスターできると非常にかっこいいテクニックです。

ミュートというのは奥が深いので、わからないことがあればレッスンで聞いてくださいね。

ギター講師 KEIMEI

 

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